最近、コンビニや居酒屋で若い人が一心に仕事をしている姿によく心を動かされる。
自分も頑張ろうと思うのである。

   外国人であることも多く、自然と足が向く定食屋は接客をスリランカの青年が一人で仕切っている。
食事よりも、この人に励まされに行く感じがする。

   年を取って感激しやすくなったせいだけでもないらしい。
「暗い時代の人々」という本で政治思想家のハンナ・アーレントが言うには。

   政治など社会の公的領域が暗い時代には、人は身の回りの人間性に光を求めるそうだ。
知らず知らず、自分もそうなっていたのか。

   確かに公的領域が社会を照らす希望の光gは弱くなた。

       (  日経  春秋 より   )