前述のとおり、会話中のミスを指摘される時点で、相手は気分良くありません。
指摘が正しいものであっても、お互いの話を聞き合う「会話」の基本から外れているからです。

   そんなリスクのある役は担わなくていいと考えてみてください。
とても親しくて、今後の人生もずっと大事にしたい、そんな深いお付き合いの人にだけ。
優しく丁寧に教えてあげれば十分です。

   仕事での必然を除き、それ以外の必要性に絞っていくと。
言葉のミスを指摘しても良い瞬間はそんなに多く残らないのではないでしょうか。

   私も同類なので痛感しておりますが「ちゃんと話す」より「ちゃんと聞く」方が実は難しいのです。
芝居も「受け」の芝居の方が、実は難易度が高いんですよ。

     ( 日経  なやみのとびら  より 「言葉づかいより聞く方が大切」 )