しまなみ海道 ⑤/6

生活
  今日は、大阪は台風が通過して晴れてきました。

コロナの感染者が再び増え始めました、お気をつけくださいませ。

 多々羅大橋(大三島→生口島)と ⚡けいれんの悲劇⚡
① ようやく3つの島(大島→伯方島→大三島)を抜けて、多々羅大橋が見えてきました。
入り口に入る途中で、「サイクリストの聖地」というオブジェがあるのですが。
時間的に余裕がなく、立ち寄りませんでした。

② 多々羅大橋、暑かったです。
  13時過ぎから14時ごろ、通過しました。

③ 多々羅大橋の途中に、「県境」の表示があります。
  「やっと、広島に入った!」と気持ちが急いています。

 ④ 県境を通過した、広島寄りの塔に、「鳴き龍」の看板と拍子木が、ありました。
自転車を停車した瞬間、悲劇が私を襲いました。
地面に着いた右足が、” つって(けいれん)” 転んでしまいました。

夏の甲子園で、” ピッチャーが足をつった ”というのは、見たことがありますが。
   実際に、自分自身で起きてしまいました。
   両足の太ももとふくらはぎに激痛が走り、しゃがめないのです。
   それでもなんとかしなければと思い、片方ずつ、両手で無理やり膝の裏を押して曲げ。
しゃがんで、
屈伸を少しずつやり、膝を回し、回復させました。
しかし、足を動かしていないと、けいれんするようになりました。

   「鳴き龍」で、本当に「泣く」思いをしてしまいました。

⑤ 拍子木をたたくと、吊り橋の「塔」が反響します。

⑥ 生口島は、海岸沿いの平たんな道でしたが。
停車すると足をついた瞬間に「けいれん」するので。
  恐竜のオブジェも、ジェラードの「ドルチェ」にも寄ることなく、自転車をこぎました。

「19時までに尾道駅に着かねば」
「足を動かしていれば=自転車をこいでいれば、けいれんは起こらない」
「人間死ぬときは、こういうものか?」
「普通は熱中症で死んでいるかもしれない」
「立ちくらみはしてないから熱中症ではないか?」

「亀老山に寄らなければ良かった」
 などなど、愚痴とも泣き言ともつかぬ思いが、頭の中で堂々巡りしました。
そして、まるで聴診器で聞いているように、自分の呼吸がずっと聞こえていました。

 この時点では、まだ19時に返却することは諦めていませんでした。
 コンビニでジュースを買って、自販でジュースを買いつつ、足をなだめながら。
 

   ようやく、生口島橋(生口島→因島)が見えてきました。
 ホッとしましたが、ところが因島で、またまた、悲劇が待っていました。

 つづく。