オヤジの「腹巻」

生活
  今日は雲が出て、少し気温が下がりました。
暑いですね~、電気料金が上がっているとはいえ、これでは使用料が増えますよね。
  去年は、8月がまるで梅雨のように大雨が降りました。
お天気だけは、コントロールできません、体調に気をつけてくださいませ。
     オヤジの「腹巻」
  私のオヤジは、いつも腹巻をしていました。
さらしの布を長くして、お腹に巻いていました。
  昔のやくざ映画に出てくるようなものです。
オヤジのほかにも、巻いている男性は結構いたものです。

オヤジの両親が離婚して、ミルクで育てられたから胃腸が弱いんだと言っていました。
  私も小学生の頃、母親がさらしの腹巻を作ってくれて巻いていたことがあります。
ただ、一度、腹巻をすると、もう外せなくなるんですよね。
取った時、お腹が「寒く」感じられるんです。
  以後、私はしなくなりましたが、オヤジはずーっとしていました。
その後、オヤジは胃潰瘍から胃ガンになり、59歳で手術。
73歳でガンが肝臓に転移して手術後、亡くなりました。
  今思うと、「幼児期にミルクで育てられた」ことよりも「人一倍、他人の言動に繊細」。
そのことが、胃腸に影響したのでは、と思っています。
  「あいつにあんなことを言われた」とか、「変な顔をされた」とか、・・・。
人一倍、他人の言動が気になり、それでいて、プライドが高いことが良くなかったかもしれません。
  もっと「鈍感」に、もっと「ずうずうしく」、そして「なんとかなる」という気持ちだったら・・・。
また、違った人生を送ったのではないかと、思うことがあります。
   心に残る言葉 June ㉕
” 本心を明かす場でありながら他者の視線を意識する ”
  書く項目を定めてページを分割する日記帳に対して。
大正デモクラシーの時代にはそれらを排してた自由日記も現れた。
1931年(昭和6年)、ある大学生は「自由日記 我が生活より」と言う日記帳の冒頭に。
「女の子は可愛いとは私の偽はらざる告白だ『告白だ』『偽はらざる』。
こんな言葉を何故使うのだらう私は」と記している。
  日記は赤裸々に内面を描くものだとの思いがうかがえると同時に。
頭のどこかで、自身も含めた読み手の存在を意識した書きぶりといえよう。
本心を明かす場でありながら他者の視線を意識する。
そんな「日記を書く」という行為は時に、社会規範を内面化させる。

(  日経  文化面より  )
   生活雑感   June   ㉕

大谷選手の活躍が、世の中のさまざまな鬱陶しいことを少しだけ忘れさせてくれます。
スポーツやエンターテイメントの効用ですね。

      今日もよい一日でありますように
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