今日も、寒いですねえ。
大川(旧淀川)沿いでは、パンくずを上げるおじいさんに、カモメが30羽ぐらい、群がっていました。
おじいさんの「楽しみ」、なのでしょう。近くを、白のダウンを着た、中国人の老夫婦が、散歩。
典型的な、今の日本を、象徴しているような光景でもありました。
「『腸と脳』の科学」 坪井 貴司 著 講談社 1210円(税込み)
「ブルーバックス」の本ですから、資料がたくさん載っています。
詳しと言えば、詳しい本ですが、「文系」の私からしたら、詳しすぎてメンドクサイ、本でもあります。
私も、大腸ポリープができやすいので、腸のことには関心があります。
「腸→脳」、「腸→他の臓器」は、頻繁に連絡を取っているようです。
簡単な例ですと、「満腹になったら、もう食べないように」と、「腸→脳」に、伝達するんです。
「腸内フローラ」と言われるように、腸には、「善玉菌、悪玉菌、日和見菌」が存在します。
その各々の、増減によって、病気になったり、回復したり、・・・するようです。
「健康」の基本は、「便秘しないこと」みたいです。
こ難しい本ですが、興味のある方は、参考になる本でもあります。
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11年に東北で激震を経験した子らもまた、いま別の形で当時の経験を反芻している。
震災で生き残った子供たちは、作家・くどうれいんによれば。
その後「『希望のこども』としての役割を多少なりとも背負わなくちゃいけなかった」。
そしてそういうふうに「社会の期待」に気持ちを沿わせるせているうち、ひどく消耗していたことに気づき。
大人になるなっていまそのことを反芻しだしている。
昨年公開された佐藤そのみ監督の映画「春をかさねて」もその一つといえるだろう。
1・17,3・11と「記念日」が近づくと、「記憶の風化」ということが。
符牒を合わせたかのように語りだされる。
けれども「記憶の風化」などということは断じてない。家族、有人、職場、故郷・・・。
絶対に代わりのきかないものを失った人にとって喪失の記憶は終生消えようがないし。
また震災後に生まれた人にとってはそもそも記憶がないのだから風化もありえない。
「記憶の風化」は被災地の外の人の思い、それも自身における記憶の薄れへの呵責の表現でしかないと思う。