今朝の空は、春の臭いのする感じです。
昨日までが、寒かったですから、なんとなくホッとします。
桜の開花予報も出て、大阪は3月25日ごろ、早いものです。
① 朝起きてみると、寒かったですねえ。
雪が降ったようで、樹氷になっていました。
② 朝食です。生卵は、「農林大臣賞」を受けた「美人卵」、能書きがおいてあります。
宿泊代 9500円は、全国旅行支援で、半額になりました。
③ ロッジからロープウェイへの道は、うっすら雪が積もっていました。
④ ロープウェイの山頂駅近くに、葛城天神社がありました。
葛城天神社は天の神の始祖国常立命を祭神としてお祈りしてあり。
古代祭祈の遺跡で加茂(鴨)氏の祖加茂建角身命の神跡とも伝えられ「鴨山」とも呼ばれているそうです。
古来葛城地方に繁栄した加茂氏をはじめとする諸氏族がこの天の神の御神徳を敬い奉仕してきたとか。
⑤ 大日大聖不動明王です。
⑥ ようやく、ロッジの入り口に到着しました。
大和三山(やまとさんざん)とは、橿原市に位置する香具山(かぐやま)・畝傍山(うねびやま)。
耳成山(みみなしやま)の三山をいい、平成17年に名勝指定されたそうです。
そして、大和三山に囲まれるように、日本で初めての本格的な都、藤原京が創設されました。
万葉集では、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が大和三山の争いを詠んだ有名な歌が残されています。
「香具山は 畝火ををしと 耳梨と 相あらそひき 神代より 斯くにあるらし 古昔も 然にあれこそ
うつせみも 妻を あらそふらしき」
全訳①
香具山は 畝傍山をいとしいとして 耳成山と相争った。 神代から こうであるに違いない。
いにしえも そうだったからこそ 今の世の人も 妻を 取りあって争うらしい。
全訳②
香具山は 畝傍山を男らしい者として 古い恋仲の耳成山と争った。 神代から こうであるらしい。
昔も そうだからこそ 現実にも 愛するものを 争うらしい。
この歌は、額田王(ぬかだのおおきみ)を巡る争いを読んだものと言われています。
額田王は、はじめ弟の大海人(天武天皇)の妻であり、子供までも受けましたが、別れて。
兄の中大兄皇子(天智天皇)と結婚しています。
まあ、今も昔も、色恋沙汰はあるものです。
しかし、この葛城山から、見下ろすところに、日本の政治の原点があるとは、感慨深いものがありました。
おしまい。