西川は牧原大よりも規定到達の可能性が高い。一方、牧原大が規定到達までに必要な打席数は「116」。シーズンの残り試合数が「28」であることを考慮すると、到達は微妙なラインだが。

   仮に規定をクリアせずともこのまま好調を維持すれば。
プロ野球史上初となる「認定首位打者」(不足分を凡打として計算)も見えてくる。

   個人タイトルがちらつく状況下にあって、牧原大が意識を向けるのは打撃ではない。
27日の楽天戦(秋田)の試合前、チーム関係者が牧原大にこの日のテーマについて聞いたところ。

   間髪入れずに回答が返ってきたという。「守備を全力でやる」。
もともと守備や走塁を武器に育成からはい上がってきた背番号8。

   かねて「守備がなくなったらチームにも入れない」と語るように。
二塁を中心とした守りへの意識は人一倍高い。打ち出の小づち状態でも、その回答にはこだわりが見えた。

       (  東スポWEB より  )