一口にプロサッカー監督と言っても、臨機応変に采配を振る戦術家や熱血モチベーターなど。
タイプは様々だが、監督が選手にを教え導くのが一般的な関係だ。

   「選手から学ぶ」と言い切る森保監督のスタンスは極めて珍しい。
それは謙虚さより、貪欲さの表れだろう。

   最先端の理論を吸収したいという向上心に加えて。
チーム強化につながるなら何でも利用しようということ。

   代表チームは通常10日間程度の活動が2,3か月に1度しかない。
代表監督にできることは多くない中。

   選手が体験しているハイレベルな日常を余さず強化に生かす方針は理にかなう。
選手の自尊心もくすぐりつつ、リーダーシップよりもフォロワーシップでチームを動かす。

   その手綱さばきで突出した成果を上げている。

     (  日経  直言より 「モノ言う部下は大歓迎・森保一・サッカー日本代表監督」 )