新型コロナウイルスの感染拡大で大学が閉まり、カリフォルニア工科大学から。
東京やアスペンへ出張も禁止で、長い散歩すら行きにくい時期があった。そんな時に支えになったのがヨガだ。
オンラインのヨガ教室で、コロナの前から始めていたのだが、コロナ流行ですっかり日課になった。

パソコンの画面でクリックすればいつでも開講中の教室に参加できる。
先生がやっているのをみて自分でもポーズをとる。
双方向にすればこちらのポーズを先生が見てアドバイスをしてくれる。
1回の教室が15~30分くらい。利用しているのは月ごとの契約のサブクリプションで。
一日何回でも、少し自由な時間ができてやりろうと思いついたらすぐに利用できる。

ヨガにはまる前はジムに行って体力づくりをしていた。
20代のころプリンストン高等研究所に留学した際に「研究は体力」と知った。
理論物理学の研究者というと細身で青白いという印象が持たれがちだが。
米国の研究者たちの中には筋肉質の運動好きが多く、研究において並々ならぬ持続力を発揮する。
研究は毎日進歩するとは限らないが。
「筋肉は裏切らない、目に見えて改善するので、研究生活の励みになるのかもしれない」。
( 日経  Mystory より  大栗博司 米カリフォルニア工科大学教授 )