今日も、晴れ間がありますが、風が冷たいですね。
もうすぐ、「桜が咲く」、「暖かくなる」、と思うことが、「寒く」感じさせるのかも、しれません。
「奔流」 広野 真嗣 著 講談社 1980円(税込み)
読んでみて、一言でいうと、「尾身 茂」さんは、大変だったんだよ、評価してやってください。
そんな、本です。
コロナウイルス対策の「専門家委員会」は、厚労省からも、政治家からも、「利用」された、感はあります。
「責任」を、役人も政治家も、「とらない」、そんな感じ、でした。
「42万人が死亡する」とか、「この時期に、オリンピックをするのは『普通じゃない』」などは。
「専門家委員会」が発したものとして、議論の余地を残しました。
安倍首相の、「小中高・全国休校」や「安倍のマスク」は、「専門家委員会」を「無視」した、「愚策」でした。
オリンピックの開催をめぐる、国(須賀総理)と東京都(小池知事)の、責任の押し付け合い。
経済学者と医療関係者の、食い違い。
いろいろ、「初めて」のことばかりで、「専門家委員会」が、「翻弄」された、ことが記述してあります。
読んでいて、やはり、「尾身茂」さんは、功労者として、処遇されるべきだと、思いました。
※ ただ、登場人物が多く、「ここで、○○まで遡ってみたい」の記述が、結構あるので。
「遡り」の記述が、少ない方が、読みやすかったな、とは、思いました。
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仕事ぶりを尊敬していた厚木市の係長と飲んでいた時に、こんなやり取りがあった。
「野本ちゃん、仕事をする上で何が一番大事かわかるか「。
情熱ですか、知識を売ることですか、通り一遍のことをあれこれ言ってみたhが。
答えはもっと深いものだった。
「何が常識か、何が正しいか、常に自分の中に基準を持つことが大事なんだ」。
上司など誰かの言に左右されるのではなく、自分の軸をぶらさずに生きようというメッセージであ。
迷った時の指針にしてきた。若い人たちにも伝えるようにしている。
( 日経 私の履歴書 より 野本 弘文 東急会長 )