いつだったか「(学校の宿題の)日記やったー?」と妻に疑惑の目を向けられた長女が。
「バッチリだよ!」とえらく素直にゲームを中断し、「今日は、○○ちゃんと遊んで」と朗読を始めました。

  娘の最後からどれどれと筆者がのぞき込むと・・・ノートは真っ白。
「いや、何も書いてない!」とでもツッコむべきでしたが、「勧進帳」の弁慶さながらの即興劇に。
(確かに、バッチリだ!)と感心し、笑ってしまった次第です。

  嘘をとがめ、ため息をつくか、「もしや、俳優の素質が!?」と面白がるのか。
いずれにせよ、家族も所詮別の人間。
  「我が子」の人生を「我が事」のように抱え込まないのが肝要でしょう。

    (  日経  なやみのとびらより  子どもをついつい怒ってしまう  )