今朝は、小雨が降っています。
今日は、台風の影響で、「猛暑日」からは、解放されるかもしれません。
台風が、季節を進ませて、いるようです。
「日本のいちばん長い日」 半藤一利 著
文春文庫 770円(税込み)
以前、2回目の映画化(本木雅弘が昭和天皇役)で、表題はしっていましたが。
読んだのは、初めてでした。
昭和天皇の「御聖断=ポツダム宣言を受け入れる」から、「玉音放送」までの、描写がされています。
青年将校の、「国体護持のため」、というところに、読んでいて怒りを感じました。
陸軍士官学校、海軍士官学校、の出身者が、「安全な国内」にいて、国民を「前線」に送り出している。
まったく、腹が立って、腹が立って、しょうがありませんでした。
「国体護持」は、つまり、自分たちの「保身」なんですよね。
そんな、「バカなエリート意識」の高い、将官たちに、国民は殺されてしまったんですよね。
ただ、今の「健康保険証の問題」でも、「一度決めたこと」を、「再考」できないというところが。
戦争へと、突き進んだ「過去」と、同根のような気もします。
松下幸之助さんは、「朝令暮改」の達人だったようです。
「昨日決めた、アレなあ、やめることにしたよ。」と、言っていたようです。
まあ、そんな柔軟性は、ときには必要、なのかもしれません。
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出会いは私が経済産業省に出向していた2005年。
肥塚さんが商務情報政策局の局長として上司になった。
私は日本の電機業界の分析を担当。
「技術力はあるが価格決定力が弱い」「利益率向上には選択と集中が必要だ・・・」。
肥塚さんとの壁打ちは、会計士に不可欠な企業のビジネスモデルの理解にもなった。
経産省局長室には金曜日夕方になると紙袋が並ぶ。
肥塚さんは膨大な資料を週末に読み込んで政策に生かしていた。
特許庁長官を経て企業経営者となった今でも、日本の企業がどうあるべきか熱く語ってくれる。
誰にでも対等な立場で話を聞いてくれる肥塚さんの周りには自然と人が集まる。
( 日経 交遊抄より 片倉正美 )