熱帯夜が、続いています。
梅雨末期の大雨が、日本海側を中心に、続いています。
大きな災害に、ならなければいいがと、思う次第です。
当地の方々は、気をつけて下さいませ。
「まいまいつぶろ」 村木 嵐 著 幻冬舎 1980円(税込み)
歴史小説は、史実1割、フィクション9割、とされています。
名高い、8代将軍・徳川吉宗の長男に生まれましたが、脳性麻痺で「言語不明瞭」、尿障害で「頻尿」。
歩いた後が、濡れていたので、「小便公方」「まいまいつぶろ(かたつむり)」とも、蔑まれました。
将軍になるのにも、ずいぶんと時間がかかっています。
家重の長男・家治(10代将軍)が、利発に生まれたため、吉宗は、家重を「9代将軍」にしたようです。
理由は、「現象軍の最長子が相続」という、徳川家康の遺訓に、沿ったもののようです。
自らが、傍系の紀州から、来たので、こだわったようです。
読んでみて、家重が「暗君」だったのか、「名君」だったのかは、わかりません。
吉宗が、「大御所」として権勢を握り、大岡忠光、田沼意次など優秀な部下にに恵まれ。
無事、将軍職を勤めた、そんな感じです。
筆者は、とくに、家重の障害の苦労、そこからくる、人への愛情(郡上一揆の解決など)。
大岡忠光との主従以上の関係に、的を絞って書いているように、思いました。
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外に出ると威張り散らすお相撲さんもいましたけど、自分はそういうのが大嫌いでした。
だから、彼らの前で自分はあえて周りに優しく接するんです。
そうすると、威張っていたほうはカッコ悪いじゃないですか(笑)。
自分は番付が上だったので、「何をそんなに威張っているんだ。
みっともないからやめろ」とたしなめることも多かったですね。
――じつは私自身も、小学生くらいの頃にサインをいただいた記憶があって(笑)。
すごく優しいお相撲さん、という印象があります。 本当に? 優しくしていてよかった(笑)。
特に子どもの場合は、大人になっても覚えているくらいの強い印象が残りますからね。
少しでも「お相撲さんっていいな」「相撲って面白いな」と思ってもらえるようにしないといけない。
例えば、ちょっと体の大きい子に「相撲取りになるか」なんて軽口を叩くと。
かえって怖がらせたり力士に近寄らなくなったりしてしまうので、そういうことも絶対に言わなかったです。
自分も「相撲取りになれ」と言われるのはイヤでしたから(笑)。
会うだけでファンに喜んでもらえるというのは、他のスポーツではなかなかないこと。
不思議なもので、最初は本当に相撲が嫌いだったけど。
そうやっていろんな経験をしていくうちに、だんだんと愛着が湧いてきてね。
「この世界にいることができてよかったな」と思うようになりました。
だから、大ケガもしたけど、やめたいと思ったことはありませんでした。
( Number Web より )