申主将が分岐点に挙げたのは、トライを1本返された後に奪った後半9分のトライ。
ラインアウトからモールを組むと、20m以上を押し込んでゴールまで入った。

   「あそこで押し込めば、精神的にも優位に立てると思い、意図的に組んだ」と申主将。
流れに乗った後半は、相手を引きつけたSO丹羽の飛ばしパスからWTB西本のトライが生まれるなど。

   4連続トレイで突き放した。
「イレギュラーなことをイレギュラーじゃなくする練習を積み重ねてきた」と藤原監督。

   接点の強さ、判断力と攻守に隙がなく、丹羽は「ミスも含めたいくつものプレーを想定してきた。
練習してきたことを生かせた」と振り返った。

     ( 日経 スポーツ より 「桐蔭学園連覇、5度目V」 )