今日も、太陽がギラギラしています。
大阪でも、昨日は31℃を越えたとか、そらりゃあ暑いですよね。
急いで、暑さに馴れないと、と、いろいろと報道されています。
まあ、太陽の高度は、7月と同じですから・・・。
「ナフサって、どうなの?」
心に残る言葉 May ⑲
気は強いくせに、小説に対してだけは弱気なのです。
愛子さんは88歳の時に、自らの人生を回想しつつ、夫だった人のことを描こうと。
月間文芸誌に連載を開始した。大長編「晩鐘」の誕生である。
直木賞受賞作「戦いすんで日が暮れて」、佐藤一族について書かれた大河小説の名作「血脈」に。
続き、それは佐藤愛子晩年作の代表作になった。
連載が完結し、単行本として出版された時、愛子さんは91歳。私は手紙に拙い感想をしたためて。
愛子さんあてに送った。少したってから、直筆長文の返事を受け取った。
私からの感想がどれだけ励みになったか、ということが万年筆を使った小さな文字で。
丁寧に連ねられていた。せっかく書いた「晩鐘」がどのように読まれているのか、さっぱりわからない。
「血脈」の時も周囲の反応がなかったし、もうすっかり、自信を失いかけていた、とのことで。
「気は強いくせに、小説に対してだけは弱気なのです」と結ばれていたのが忘れられない。
( 日経 文化 より 「佐藤愛子さんを悼む」 )