学校は「偉大なる平等化装置」

生活
  黒い雲が切れて、晴れ間が広がってきました。
雨が、夜の間で終わってくれたのがうれしいです。
  学校は「偉大なる平等化装置」
   学校に通うことで生まれにかかわらず高い地位を得られるという考えです。
学歴によって地位が決まることは本来、望ましいことです。
努力によって獲得できるものが、学歴くらいしかないから、とも言えます。
  しかし、現実は、出身家庭による不公平感は大きく。
低所得世帯の子は地位上昇の機会が奪われる悪循環になっています。
  以前、私が勤務していた教育関係の会社でも、それは如実にわかりました。
授業料の安い、国公立大学に行くには、中高一貫の私立の学校が圧倒的に強いです。
中学の勉強を2年で終わらせて、公立の中3生と同じ年から高校の勉強を始めます。
公立の高校3年生の時は、まるまる1年間、大学受験の勉強ができるのです。
  ただし、私立の中高一貫校に通うには、遅くとも小4生から塾通いをしなければいけません。
中学入試に、「小学校課程の学習」はほとんど出ないからです。
公立の中学2年生が履修する内容が出てきます。
普通の小学生は解けません。
  そして、この塾の費用が高いんですよね、月に3万~5万円。
お金持ちの子しか、行かせられません。
そして、国公立大学に行って、給与のいい職について、その子は、また塾に通わせるという循環。
  では、私みたいな貧乏人出は、どこで奮起するのか?というと。
とりあえず、「高校」ですね、大阪市は、授業料が戻ってくる、「実質無料化」ですから。
とにかく、「高校に行って頑張る」、そうすれば、大学への推薦も、授業料免除もありますから。
チャンスは、まだ「自分でつかめる」状況ではあると思います。
   心に残ることば    May ㉗
      ” 人が公平を保つのは本当に難しい ”
  午後6時までに全ての取り組みが終わるよう。
取り組みごとの制限時間いっぱいを行司に合図して知らせる「時計係」になった時の責任も重大だ。
力士ごとに仕切りのルーティンが異なり、この力士はゆっくり仕切るとか。
あの力士は仕切りが早いなどを頭に入れながら進めていく。
初めて幕内後半戦の時計係を務めたときは本当に緊張した。
  どうしても感情が入ってしまう弟子の相撲を審判として土俵下で見ることにもなった。
審判の立場を自覚し、その感情を排除して公平な目を保つように意識している。
逆に弟子だからより厳しい目を向けるというのも公平性を欠く。
人が公平を保つのは本当に難しい。
  現役時代、審判だった先代が土俵下で見守る中で相撲を取ったこともある。
土俵下に師匠の目があると気が引き締まるが、先代はテレビでも弟子の相撲を常にチェックしていたので。
私は師匠が審判の時もあまり気にはならなかった。
先代は土俵下で感情を出すようなことはなかったので、そこも見習っていきたい。

(  日経  スポートピアより  二所ノ関寛・元横綱 稀勢の里  )
   生活雑感  May ㉗
  米国が唐突に、インド太平洋経済枠組み(IPEF)と言い出しましたが。
米国が環太平洋経済連携協定(TTP)に復帰すればいいと思うのですが、どうなんでしょう。
   今日もよい一日でありますように 

 

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