映画「首」

　　　さきほど、少し小雨がパラついていましたが、晴れてきました。
朝起きるのが、つらくなりました。
暑けりゃ暑いで、うんんざりするのですが、「寒いと『暑い方がいい』なんて」思ってしまいます。
まったく、わが身の、勝手さに、呆れます。

　　　　　　映画「首」

　　　昨日、梅田の、東宝シネマズで、映画「首」を、見てきました。

　　北野監督が言うように、NHKやその他の、「キレイ」な「織田信長」や「羽柴秀吉」ではなく。
ドロドロとしたもの、を描くというのは、監督らしい着眼点だと、思いました。

　　ただ、信長が、「奇人」とはいえ、うーん、デフォルメし過ぎかなと。
もう少し、賢いと思います。
楽市楽座の、経済政策をとっても、そうだし、兵を、初めて金銭で雇い、専門化するのも、信長ですからね。

　　秀吉の、「腹黒さ」は、たしかに、と、思われましたが・・・。

　　うーん、「男色」という点に、焦点を当て、「女性」が、エキストラぐらいで。
ほとんど出ていない、映画でした。

　　どの監督がやっても、小説でも、「実際に見た人はいない」のですから、これはこれで。
面白い「発想」、「フィクション」という、感じです。

　　　　心に残る言葉　　December　③

　　”　考えをまず「面白がる」ようにしている。”

　　学生の意見も決して否定せず、まず受け入れる。
私がカナダの先住民の言語「ヌートカ語」の研究で行き詰まった時もそうだった。　

他の教授には考えを受け入れられず、困ってトンプソンさんに相談すると。
奇抜ともいえる着眼点を面白がって助言をくれた。　何度も何度も相談したが嫌な顔一つせず一緒に解決策を考えてくれ、博士論文をまとめられた。

私のもとに学生が相談に来たときは、考えをまず「面白がる」ようにしている。
トンプソンさんの学生に寄り添う教育者としての姿勢は、今も私の手本だ。

　　　　　（　　日経　　交遊抄　より　学生の寄り添う　）

　　　　　　　生活雑感　　　December　③　