まずは何事もやってみる文化があるのは非常に良いことだと思う。
やる前から「できない」と決めつけるのでなく、一度やってみて。
反省点を探しながらいいものをつくっていくのが米国流なのだろう。

  ルール変更は選手からしたら不満も出そうなものだが、「誰のための変更」かを理解しているため。
まずスタートすることに関しては目立った反対の声は聞かれない。これっもまた素晴らしいと思う。

  日本ではリスクへの懸念が先行し、なかなか変化が進まない。
大リーグのすべてを肯定するわけではないが、この30年ほどの球界の市場規模の拡大ペースは。
日本が約2倍にとどまるのに対し、大りーグは約10倍。

  この意識を変えるのは難しいこととは思うが、教育に携わるものとして。
子どものころから「まずやってみる」というマインドを持つことがとても重要だと思う。

  そしていつかこのマインドを持った子供たちと一緒に野球界に貢献出来る日を夢見ている。

    ( 日経 スポートピア より  田中賢介 元日本ハム )