逆境に打ち勝つ

生活
  今朝は、うろこ雲が出ていました。
乾燥した空気になると、大きな雲ができにくくなるために、うろこ雲になるそうです。
静岡県などでは、台風の被害が大きかったようです、お見舞い申し上げます。
     読了の余韻 September  ③

 「 逆境に打ち勝つ 」 リチャード・モンタニェス 著
   かんき出版
 1870円(税込み)

 

  筆者は、ペプシコ(ペプシコーラの会社)が合併・吸収にした、食品(スナック菓子)会社の用務員。
会社というピラミッドの、底辺の社員から、ペプシコの副社長にまで昇り詰めた、話です。
  メキシコ移民の貧しい地区で育ち、小学校6年生までしか行っていません。
学校に行くよりも、年齢をごまかして、大人と一緒に働いて、お金を稼ぐ方がいいと、考えていました。
10代で結婚して父親となり、いろいろな仕事を経ながら、ようやく食品会社の用務員として採用されます。
履歴書も、字が分からないので、妻に書いてもらいます。
  「ただ、指示されことをする」だけでは、解雇されるので、いろいろと工夫し、「プラスα」も考えます。
ある日、ペプシコのCEOが、全従業員向けに、収益が悪化しているのでアイデアを募ります。
そこで、筆者が、新しい味のスナックを発想し、自宅で試作品を作ってしまいます。
それからが、内部の人間の「妬み」や「やっかみ」、「人種差別」、「用務員がすることではない」などなど。
大変な「逆境」をくぐり抜けて、「新しい商品」を認知させ、会社に膨大な利益をもたらします。
まるで、夢みたいな話ですが、ノンフィクションです。
筆者は、「自分の中に眠っている可能性」を大切にする。
「あたかもエグゼクティブのように考える、振る舞う」といったことを繰り返し述べています。
読んでみて、うーん、どうでしょう?アメリカでは、日本と違って。
「企業内ピラミッド」のほかに、「人種差別」が絡んできますから、大変です。

その中で、親会社の副社長まで昇りつめたのですから、本当にすごいことです。

「誰にでも・・・」と言いますが、「誰にでもできる」ことでもないなあ、と思いました。
ただ、筆者の話から、「追体験」できて、感動しました。
「映画化」されるようなので、ぜひ見てみたいと思います。
    心に残る言葉  September  ㉕
 ” 「絶対やる」の差が、1年通すと大きな差に ”
   伝統の強さとはこういうことなのかー。
現役時代、巨人と対戦して感心したのは雨天であれ、地方球場の荒れたグラウンドであれ。
絶対試合をやるんだ、という姿勢で準備をすることだった。
たまにしかプロ野球を見られないファンにも楽しんでほしい、という気持ちがみてとれた。
  こちらも手を抜くわけないが、連戦で着かれていると。
「この雨だし、人気の巨人戦でなきゃ中止なのに」と思いたくなる。
そんな気持ちで戦うのと「絶対やる」の差が、1年通すと大きな差になって出た。
  長嶋茂雄、王貞治のいわゆるONがいれば勝って当然。
私もプロに入る前はそう思っていたが、、それだけではなかった。
プロ野球の草創期から、全国を回ってファン獲得に汗を流してきた老舗ならではの強さが、巨人にはあった。
(  日経  スポートピアより   山下大輔  )

    生活雑感  September  ㉕

  国葬が、明後日になりました。
いろいろと、議論があるところですが、「みっともない」ことが起こらないことを願っています。

   今日もよい一日でありますように