専門的に「反すう」と呼ばれるいわゆるグルグル思考が心配性の私の頭を支配しようとしている。
こうした不安になっている自分を責めないようにすることが大事だ。

  「せっかく米国に行ったのに、その後どうして英語に触れる機会をもたなかったのだろう」
「命を取られるわけでもないのに、なぜこんなに気弱なんだろう」と。
原因探しをして自分を責めても状況が変わるわけではない。

  何が起きるかわからないから不安になっているのだ。
しかも不安が強いときには良くないことが起きる可能性。
それが起きた時の影響を大きく考えている可能性がある。
そうした時は心のメッセージをキチンと受け止めることだ。

  そのうえで良くないことが起きる可能性をできるだけ少なくできるようにしていく。
仮に良くないことが起きたとしても、ひどい結果にならないようにしていく。
不安になったことをきっかけに準備を少しでも進められれば、不安を自分の力に変えることが出来る。
(  日経  こころの健康学より  )