これらの状況に、70代のご夫婦が対応できるか。または、どなたかのお力を借りられるか。
それは一体何年後に訪れるのか。不確定要素が多く、前もって決めておく、ということ自体ほぼ不可能な問題。

   ご主人のご意見に対し、相談者さんが反論に詰まるのも無理はありません。
今あるのは、お二人の覚悟を含めた「願望」のみですが。

   どちらの願望もかなえらられない展開になる可能性も、決して低くありません。
先日、知人の愛猫が旅立ちました。

   大切に育てられ10歳前後の健康体でしたが、ある日トイレで排せつ後。
いつも通りご飯を食べている最中「にゃー」と鳴いてパタリと倒れ、そのまま・・・。

   突然の別れに猫飼育歴30年以上の知人も驚き、悲しんでいます。
私は「神様のスカウト」と呼んでおります。良い子ばかり天国へ連れて行ってしまう、神様の困った癖です。

   切ないですが、人生の他の問題と同じく、「その時考えられる最善を尽くす」以外。
方法はないのかなと思います。


 

       ( 日経 なやみのとびら より 「老犬の世話で夫と意見対立(70代女性)」 )