家族への愛情は戦争によって深まったという。
休暇で自宅に戻った際は友人に電話をかけたり、ニュースをチェックしたりして平常モードを保っている。

  「全ての思いや感情を家族に振り向けるとあまりにもつらくなるから。
自然にそういう振る舞いになってくる」。

   過去にもパラリンピックなど国威発揚が絡むスポーツ行事に出場してきたが。
「戦争を経験するまで愛国心という言葉を理解してなかった」と振り返る。

「愛国心は生まれながらに持つ感情ではなく。国や価値観のために戦う過程で生まれるものだ」と強調する。

     ( 日経  「ウクライナのパラ代表兵士」 より )