今日の空は、気温が上がりそうな感じです。
緑のジャンパーの「見守り隊」のおじさん、おばさんが、今日はいませんでした。
子どもたちが、春休みになったんですね。
早いものです、新入生、新入社員の時期を迎えるんですね。
「ホンジュラスの台湾国交断絶」に思う。
ホンジュラスが、台湾との国交を断絶しました。
このニュースを、「イジメはいけません。」と、日頃、発言している大人は、そう説明するのでしょうか?
これは、いじめっ子が、「あいつと遊んでは、ダメ!」と言っているようなものではありませんか?
世の中には、「『仲間外れ』や『イジメ』は存在するし、なくならない」。
だから、どうするか?から、議論を始めた方がいいのではないか、と思ってしまいます。
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心に残る言葉 March ㉗
” 人が生きることの価値を、徹底的に肯定した ”
その対談で大江さんは、私の文学が安倍公房の系譜にあると指摘してくださったのだが。
まさに私はそのお二人の文学に、大学時代に虜になっていた。
お二人の小説とエッセイを、すべて年代順に読んだ。恥ずかしながら、もどきの作品を書いてみたりもした。
世が村上春樹さんの大ブームに沸く中、私は少しアナクロだったかもしれない。
その過程で私は、小説はどんな途方もない想像力であっても駆使してよいこと。
その想像力を使う者には大きな責任があるということを、学んだ。
それが大江さんの、社会や政治に対する発言ともつながっている。
大江さんは、まだ偏見の強い時代に、障害を持つ息子さんのことを、小説にエッセイに書いて表わしてきた。
誰であれ人が生きることの価値を、徹底的に肯定したこの姿勢は、被爆者にも向けられた。
大江さんが社会問題について発言するとき、根底には常にその感覚があったと思う。
それが大江さんの共生の思想を支えている。
( 日経 文化より 星野 智幸 )