今年3月の東京マラソンに出場するために来日したエリウド・キプチョゲ選手(ケニア)との。
インタビューにも印象深い学びがあった。

  キプチョゲ選手は2016年リオデジャネイロ、21年東京と五輪のマラソンを連覇した絶対王者。
私は引退後に通っている大学院で「人はなぜ泳ぐのか」を研究テーマにしたこともあり。

39歳になってもなおレースの情熱が衰えない彼に「なぜ走り続けるのか」と聞かずにはいられなかった。た答えは「朝起きて、トレーニングをして、ご飯を食べる。これは生きることそのもの。

そして人間にはには限界がない」。
とてもシンプルだが、彼が走ることに真摯に向き合い続けている理由が詰まった言葉だと感じた。

    ( 日経 スポートピア より 萩野公介 )