今日は、風が冷たいですねえ・・・。
寒気が流れ込んできて、今日の夕方、明日の朝と、気温が下がるようです。
体調管理には、気を付けてくださいませ。
ワークライフバランスという言葉は、私たちの暮らしにすっかり溶け込んでいる。
他方、言葉の響きと同様に、本来の趣旨も浸透している、といえるだろうか。
ワークは文字通り職業生活に関わる活動で、学生の場合は学業・学校生活に関わるすべての活動を指す。
ライフはワーク以外のあらゆる生活領域をカバーする。ライフ=プライベートの時間ではない。
家庭生活や地域活動、自己啓発、休養、余暇などかなり広い意味を含んでいる。
ワークとライフのバランスは必ずしも均等でなくてよい。
ワークを重視したい、もしくはせざるを得ない場合もある。ライフも同様である。
ワークとライフを切り分けず、つながっている者とのとらえ方も重要である。
一方の役割における状況や経験が他方に影響を及ぼす、ポジティブな相互作用が生じる可能性もある。
家庭生活で身に付けたタイムマネジメントが仕事にも生きる。
職場での会議の司会進行術が自治体活動に活用できる、などである。
右手にワーク、左手にライフを持っているイメージのワークライフバランスを考える上で。
重視すべきは支えているのが「健康力」だということだ。
真ん中にある健康力が保てているかどうか、セルフチェックすることはメンタルヘルスに欠かせない。
なんだか仕事や生活がいつものように運ばない、といった状況が続く場合は。
健康力に問題が起きているかもしれない。
まずは右手と左手の荷物を軽くできないか、関わっている人に相談してほしい。
ヒトにはスマホのような電池残量表示がない。だからこそ自らの相談が第一歩である。
周りの人は「いつもと違う」様子を感じたら、困ったことがないか声をかける。
そんな助け合いが大切である。
( 日経 元気の処方箋 より )
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アラブ世界では詩が今も重要な芸術表現だ。
存命の詩人でこれほどの影響力と知名度を持つ人物は他に見当たらない。
19世紀から起こった形式の破壊を通じた芸術・思想の価値・表現の革新運動である。
モダニズム運動を、アラブ文学界で主導してきた。
同世代でノーベル賞を受賞した英国の作家、故V・S・ナイポールは。
「現代の巨匠」と評して敬意を示していた。
シリア北西部ラタキア近郊のカッサビンという村に尾まれた。車も電気もない貧しい農家だった。
イスラム教シーア派の聖人の名になんでつけられたアリ・アハマド・サイード・エスベルという本名を捨て。
ぺんネームの「アドニス」として生きる道を選んだことには。
早熟の詩人の変わらぬ哲学がかかわっている。
「宗教とは答えであり、詩は問いかけである」という信念ある。
アドニスはギリシャ神話に登場する美と若さを象徴する青年だ。愛と美の女神アフロディーテに愛された。
若き詩人は混沌の世界で他者から示される「答え」を受け入れることを拒み、自由と美を探る旅を始めた。
( 日経 My Story より 詩人 アドニス )
