環境省が奄美のマングース根絶を宣言した。
30年に及ぶ島の人々の奮闘に敬意を表したい。

 導入当時はマングースが日中に活動し、夜行性のハブと相まみえる機会が乏しいことに人知が及ばなかった。
人間の浅はかさ、自然の奥深さを感じtる。
ちなみに奄美では、ここ10年ほどハブによる死者がなく、共生が進んでいる。

   自然の事物は必然性をもって存在し。必然の中に生命を保つ・・・。
こんな哲学を語る一村は「モチーフを十分研究し、本質をつかめば、大胆にデフォルメしても生命力を失わず。
むしろ生き生きする」との信念で描いた。。

    (  日経  春秋 より  田中一村 画家  )