日本の学生は「将来の夢を持っている」と答えた割合が世界と比べて低い。
この水準を高めるのは容易ではない。

   「息子の麟太郎がスタンフォード大に進学するときに、菊池から勉強になる話を聞いた。
『日本は減点法で、米国は加点法。日本人は平均的な人材をつくりたがる』と。

   麟太郎は国内では『守れない』『走れない』と言われたが、米国では長打力をとても褒められた。
私も含め日本の指導者は弱点を批判する。日本も長所を伸ばす文化に変わらないといけない」。

    ( 日経  直言×人材立国への道 より 佐々木洋・花巻東高校野球部監督 )