「日本史を暴く」

生活

  今朝の空は、ぼーっとしている感じです。
今日は気温が上がり、明日からまた、寒くなる。
冬から春への、変動サイクルに入ったようです。

     読了の余韻 February  ②

 「日本史を暴く」 磯田道史 著   中公新書  924円(税込み)

  小学4年生のときに、自宅の蔵で「古文書」を見つけて、興味を持ち、それが仕事にまでなった著者。
今では、古文者を「新聞を読むスピード」で読めるのですから、大したものです。

同じような「ネタ」で、「日本史の内幕」などの本も出しています。
  歴史は、時の為政者によって、「書き換えられる」ことは、洋の東西を問わないことでしょう。
ただ、教科書では書かれていない内容が、磯田先生によって、分かるのが面白いところです。
しかし、古文書にも、「誇張」や「推測」、「虚偽」があることは事実です。
「秀頼」の父親は、「秀吉」ではない?とか。
「秀頼」を見て、「家康」は「家光」に教育係をたくさんつけたとか・・・。
「明治政府」は「徳川時代」を悪いように、広報しているとか・・・。

「歴史」に関しては、磯田先生が、「ネタに困る」ことはないでしょうね。

    心に残る言葉  February ⑫
     ” 忘れることも、すごく大事 ”

  佐藤(浩市) ご自身の寄付っていうのは全部覚えているものなんですか。

羽生(善治) もう二千局以上やっているので。
全部は覚えてないんですけど、たとえば自分が書いた文章を。
これは自分が書いた文章かどうかって何となくわかりますよね。
そういうのとちょっと似てるんです。
全部記憶しているわけじゃないけど。
これは自分はやっていないというのは分かるという、そういう感じ。

佐藤  僕は結構自分で書いたセリフ、忘れちゃうことあります(笑)。
羽生  そうですか(笑)。
佐藤  「浩市君が言うからこう変えたんじゃない」
「そうでしたっけ」なんて。そういう時がありますからね。

羽生  インタビューだと私も忘れていること結構あります。
「こんなこと言ってました」とか言われて、「言ってたかな?」みたいな(笑)

佐藤  将棋は勝負がはっきりつく世界ですが。
前を向いていくための調整の仕方みたいなものってありますか。

羽生  やっぱり忘れることも、すごく大事だと思っています。
一度ゼロに戻して切り替えて次に向かっていくというようなことが。
変わらず長くやっていくためには重要なことかなと。
技術的なことは新しいものにどんどんブラッシュアップしていく。
という作業も、同時に必要だとは思うんですけど。
(  三井住友信託  広告 より  )

    生活雑感  February  ⑫

  首相秘書官の更迭以降、自民党では、えらい「差別があってはならない」なんて、言っていますね。
他国から、地続きで侵略など、めったにされない環境では、「多数に合わせなければいけない」。
そんな風潮は、大昔からあるんですよね。
少しでも、違っていたら、「糾弾」される傾向を持っています。
「マスク警察」しかり、「欧米がこうだから」、といった日和見的なところもあります。
なかなか、「本音」では、難しいのではないですかね・・・。
   今日もよい一日でありますように