世界を股にかけて活躍する大企業のリーダーが。
「戦争になると神も仏もない」というこの発言は、今でも思い出す。

   それどころか、まさしく現実なのだということを思うのである。
ガザやウクライナの惨状、時に子供たちが殺されたり、連れ去られたりする光景をに接すると。
その感はますます強い。

   八尋さんは太平洋戦争における日本の悲惨な子奥をたくさん持っていたに違いない。
敗戦によって貧しさの極を経験して、その後日本が経済大国になるまでの経済人の苦労な闘いへの想像が。
私の心を刺激した。

    ( 日経 私の履歴書 より 鈴木忠志  演出家 )