想定外のことが起きた時に慌ててしまうと、本来の自分の力を発揮できなくなる。
「注意をするように」と私たちのこころが発している警報が不安という感情だ。
ストレスを感じることは、自分を守るために大切なこころの働きなのだ。

  ただ、不安やストレスを自分の味方にするためには、ポジティブな状態を作り出すために。
ネガティブな予想を大切にする、「ポジティブな悲観論」を意識するとよいだろう。
「よくないことが起きるかもしれない」と漠然と想像するのではなく。
どのようなことが起きる可能性があるのか具体的に考えるようにする。
そして、よくないことが起きないように事前に十分に準備をしたり、起きた時の対処策を考えたりする。
そうすれば、想定外のことに対処できる可能性が高まる。
  ( 日経  こころの健康学 より  )