過剰消費は止まらないが、際限なく消費し捨てていくことを前提にしたとした。
消費行動からの前向きな変化を感じることもある。

「米国の一部地域では(若者たちが)両親の使っていたパタゴニアの服を着るのがクールになっているんだ。
僕らはお客さんに古着を勧めている。

  (パタゴニアの服は)古ければ古いほど価値が上がる。すごく気分がいいね。
これこそが僕らにとってのファッションなんだ」と笑う。

  オーナーから一社員になった今も「地球を救いたい」という情熱は燃え続けている。
昨年秋には米ニューヨークタイムズ紙に寄稿し、すぐ捨てられてしまうような粗末な安物が。
地球を殺していると世に訴えた。

    ( 日経 Mystory より  イヴォン・イナード   パタゴニア創業者 )