困ったことにスポンサーやコース、大会関係者への気持ちを欠いた選手ほど活躍する傾向がある。
そんなやつは、いくら勝っても価値は半減だ。
たとえ2位、3位でもゴルファーとして、人間としてきちんと丁寧に対応している選手の方が値打ちがある。

  我々プロゴルファーは試合で様々な方にお世話になっている。そのことを自覚しなければいけない。
試合に「出てやっている」ではだめ。「出さしてもらっている」と思うこと。
それが嫌なら試合に出ないことだ。

  感謝の気持ちがあればあいさつもしっかりできるはずだ。
試合会場で全然知らない人にも「おはようございます」と大きな声であいさつする。
相手があいさつを返してくれなくても構わない。
あいさつをするのはサインなどのファンサービスと同じで、自分のためでもあるのだから。
  自分を売り込まないと損じゃないか、と言いたい。
( 日経  スポートピアより  杉原輝雄  )