舞うことで面の良しあしもわかった。
重ければ舞い手に負担だし、足元を見えやすくする工夫もいる。
新調の依頼は年に1面ほどで、土産用の面も手掛けるが、作る際には「自分が掘るのではない」と考える。

  材料の原木の中に神様は既にいらっしゃって、その神を迎え出すのが私の役目なのだ。

  (  日経 文化 より  高千穂夜神楽面彫り舞う  )