若手時代は政治改革に奔走し、不器用ながら。
はっきりとした物言いを続けてきた石橋に再び光が当たった。

   側近議員は石橋の変化を感じた。助言に耳を傾け。自ら各議員に支援を要請する電話をかけた。
「唯我独尊のところはあった」と認め、「足らざる所は改善する」と訴えた。

   「全ての人に安心安全を。今さえ良ければいいのではない」と何度も強調した。
日本は安全保障環境の悪化や地方の衰退に直面する。

   「5度目の正直」をつかんだ首相の座。
角栄氏と並んで尊敬する渡辺道夫副総理の言葉を引用してこう訴える。

「勇気と真心を持って真実を語ったとき、国民は必ず応えてくれる」。

     ( 日経  特集 より  「臆せず発言 政治改革原点」 )