大牟田は昨年12月の全国高校駅伝で準優勝という好結果を残したが。
学校側は25年度からOBで元コニカミノルタ監督の磯松大輔氏(51)が監督に就任し。

   実質的な監督だった赤池健ヘッドコーチ(HC、52)を磯松氏のサポート役に降格する方針を決定。
選手と保護者は後任人事に反対し、撤回を求めたが、覆ることはなかった。

   その後、赤池氏が大牟田のHCを辞任し、鳥取城北の監督に転職することを決めた。
各選手が保護者と話し合った結果、現1、2年生(新2、3年生)19人のうち。

   全国高校駅伝に出場した主力選手をはじめ18人が赤池氏の指導を受けることを希望し。
鳥取城北への転校を決断した。大牟田に入学を予定していた新入生の大半も鳥取城北へ進路を変更した。

   全国高校体育連盟の規定にで転校後、6か月(水泳は1年)は同連盟の主催大会に出場できない。
夏の全国高校総体、また、全国高校総体の予選に当たる春からの県大会や中国大会は出場できないが。
秋の県高校駅伝、冬の全国高校駅伝には出場できる。

   15~17歳の高校生は、それぞれが考え抜いた末に転校、あるいは、残ることを決めた。
いずれにしても難しい判断を強いられた大牟田の選手にとって「自分が選んだ道を正解にしてほしい」という太田先輩のアドバイスは勇気と元気を与えるだろう。

     (  報知新聞 より  )