大川沿いのセミも、せわしなく鳴いています。
今朝は晴れていますが、午後は天気が不安定といっていました。
まだ、梅雨明けとは、いかないようです。
「〇〇の旦那」
こどもの頃、月末になると、朝早くに、「〇〇の旦那」と、オヤジが呼んでいる人が来た。
キチンとした髪型で、キリっとした顔、小さいカバンをぶら下げてやってきた。
普段、家の中で威張っているオヤジは、へこへこと、玄関のあがりに、座布団を差し出し。
母親にお茶を急がせた。いつもとはちがう、オヤジ。
何度か見た、朝の光景である。
オヤジは、この「〇〇の旦那」から、掛で商品を仕入れていて、その支払いをしていたようだ。
月末に、売掛金の回収に、「○○の旦那」は、「朝方」来たのだった。
私は、子供心に、「へこへこ」したオヤジを見たくはないなあ、と思ったものでした。
「借金はしたくない」、これは子供心に、思いました。
sこの記事をシェアす
心に残る言葉 July ⑩
” 料理をするということは人に喜んでもらうこと ”
思い出すことがある。
私が家庭科を教えていたときのことだ。
年二十回以上、調理実習をした。
さすがにこれだけ調理実習をやると、食事を作ることが男の子でも好きになってくる。
あるわんぱくだった男の子は「料理をするということは人に喜んでもらうことです。
だから、後片付けまでしないといけないのです」といって作文に書いた。
普段は、友達に対して乱暴で注意ばかり受けていた子だけに、その作文には驚いた。
そして、その子は、成人した今コックをやっている。
( 日経 子どもと伸びる より 陰山英男 立命館大学教授 )