むしろ、この人の輝きが増したのは大統領を退任した後だ。
56歳で大統領を退いて帰郷し、40年余りを元大統領として生きた。

   民主党支持者は親しみと無念さを込めて「最強斎京うの大統領と呼ぶ。
人権や平和の伝道師として活動し、北朝鮮やキューバにも足を運んで対話を試みた。

   「平和的解決と民主主義・人権促進のための不屈の努力」が評価され。
02年、米大統領経験者として3人目のノーベル平和賞を受賞する。

   「他人の不幸に無関心で悲しみを感じないのなら、人間とは言えない」。
人道主義や理想主義が最後まで背中を押した。

   ( 日経  国際 より 「カーター元大統領死去」 )