今日は、曇り空、午後から、雨のようです。
「母の日」ですから、全国で、「お母さん、ありがとう!」の声が、聞かれるのでしょうか・・・。
「 ユニクロ 」 杉本貴司 著 ビ日本経済新聞出版 2090円(税込み)
450ページ以上ある本ですから、読むのが大変でした。
筆者は、1対1で、柳井社長と面談して、聞き取りをしていったようです。
宇部市の銀天街の紳士服洋品店から、広島・うらぶくろ、での成功、「金の鉱脈」を見つけた。
ということで、ロード店展開から、原宿店で「フリースの成功」。
問屋から仕入れていたものを、中国の縫製工場に委託・買取方式に。
旗艦店の構築、世界戦略、品質の向上、考えれば、「どこでもやっている」ことではありますが・・・。
成功の神は、「ユニクロ」に、微笑んだ、ような気がします。
この本は、ユニクロの「キレイなところ」しか、書かれていません。
日本経済新聞の人ですから、そうなるのでしょうねえ・・・。
「柳井社長を刺激しない」ような、内容です。
文春が書いたような、「ブラックな部分」が、全然ないのが、ちょっと、バランスにかける、かも、です。
ただ、どこにでもあるような、「紳士服洋品店」から、「世界のユニクロ」にしたのは、たいしたものです。
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「若者がチャレンジしなくなったのは、大人がチャレンジしないからなのかもしれないですね」
人生初の教育者としての日々を送って、1カ月が過ぎようとしている。
今の高校生の気質、横浜隼人という学園の雰囲気。さまざまなものが少しずつ伝わってきている初夏、5月。
「手前みそになりますが」と前置きして、朝木さんが嬉しそうに話し始めた。
「朝、車で学校に着いたら、入り口にコーンが置いてあったんですね。
それを見た生徒の1人が、向こうからサーッと走って来て、どかしてくれたんですよ。
こんなこともあったなぁ。生徒の親御さんみたいな方が玄関のところで。
行き先がわからなくて、女生徒に訊いているんです」
するとその女生徒が「一緒に行きましょうか」と、付き添って案内していたという。
「『ああ、横浜隼人ってそういう学校なんだなぁ』ってね。
ほんとに、ちょっとしたことなんですけど、思ってるだけじゃダメ、行動することが大切なんです。
隼人の伝統として、大事にしたいですね」
「文武両道」はあくまでも結果に過ぎない?
朝木さんには、教育者としての立場に向き合うにあたって、しっかりと踏まえておきたいことがあるという。
「文武両道って言葉がありますでしょ。いかにも響きのいい言葉だし。
金科玉条のように大事にされてますけど、私、ほんとにそうかなぁと思うんですね」
「文武両道」はあくまでも結果に過ぎない、という。
「成績のいい生徒が野球も好きで結果を出せば、文武両道といわれます。
一方で、運動は苦手だけど勉強は出来る子ってよくいますけど、これは決して文武両道とはいわれない。
でも、これはこれで、私、すごく立派なことだと考えてます。
大切なのは、得意なこと、好きなことを一生懸命頑張ることなんですよ」
硬式野球や女子バレーが盛んな学校として知られる横浜隼人高だが。
もう1つの顔として、美術部、文芸部、和太鼓部などの文化部の活動も、全国レベルだという。
実際、校舎の廊下に展示されている数々の絵画の作品には、正直、圧倒される思いだった。
「芸術系が得意な生徒は、その意欲と才能を一生懸命伸ばせばいいし。
読書が好きな生徒なら、とことん読み込めばいい。
そういううねりがあって、甲子園もあって、東大もあれば、学校として『文武両道』になれる。
それでいいと思います。
そういう在り方はよく文武“別”道と揶揄されますけど、それが良いんじゃないでしょうか。
文武両道というのは、個人に求めることではないと思ってますから」
この国の子供たちの数が減っていく中、学校をめぐる課題は。
これまでのどんな時代より多く、深く、多様になっているのではないか。
( Number web より )