今日も、曇りがちの、蒸し暑い日になりました。
今後1週間の、天気予報を見ると、「真夏日(30℃以上)」より。
「熱帯夜(25度以上)」が、早く収束するようです。
もうすぐ終わりとなると、「早く終われ」と、急ぎたくなります。
「屍の街・夕凪の街と人と」 大田 洋子 著
岩波書店 1386円 (税込み)
筆者は、自身が原子爆弾の被爆者であり、自分の余命を考えながら、必死に書いています。
「屍の街」は、8月6日の前後の描写、「夕凪の街と人と」は、戦後8年経っても、広島が悲惨な状況だったこと。
進駐軍が、「原子爆弾とその被害」について、公にしないように「統制」していたこと。
行政が、幅100ⅿ道路や、平和橋、(原爆のきのこ雲を模した)図書館、など。
まったく、悲惨な市民に寄り添っていない、復興政策に、抗議しています。
国際法違反、ということで、日本弁護士会が、トルーマンと原爆を落とした兵士を、訴える、というところで。
「夕凪の街と人と」は、終わっています。
「小説家」という、「使命感」をもって、書いたものですが・・・。
結構長くて、「小説」というよりも、「日記」みたいな、本でした。
8月6日の広島が、どんな状況で、そして、それに対して、人々はどう思っていたのか、よくわかる本です。
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トランプ大統領に近い若手の政治活動家が銃撃され死亡した。
各地の大学で活動し、巧みな対話術で若者にトランプ支持を広げた功労者のひとりとされる。
容疑者は活動家を嫌悪し、薬きょうにファシストと刻んでいた、といった気になる情報もあるが。
拙速な決めつけは禁物めである。詳しい動機の解明を待たねばならぬ。
もっとも、陰謀論の政治利用を徹底する大統領に、そうした正論は通じない。
事件直後に過激な左派の仕業だと示唆し、リベラル派攻撃の犬笛を鳴らした。
分断をあおる愚挙と言わざるをえない。
ただ、ケネディ暗殺の陰謀論のように、不条理に命が失なわれる出来事が起きると。
陰謀論が埋めれやすくなるのも確かである。
それは「大事な何かが奪われる」という不安と「複雑な世界をシンプルに解釈したい」という。
欲望にかられるためだ。、と烏谷さんはみる。
いわば人間の弱さであり、誰もが陰謀論者になりうるということだろう。