◆23年まで3年連続で秋季関東大会の決勝に進出したので。
強制重視の方が勝ちやすいかなと思う一方、長続きしないなとも感じていました。

   生徒も無理をしていましたし、本当に厳しい練習は指導者も疲弊します。
勢いが夏まで続かなくて、ここ2年は夏の甲子園出場を逃していました。

   いつか指導方針を振り返る時が来るかなと思っていたら。
昨秋の関東大会準々決勝で千葉黎明に敗れました。

   部長も考え直したようで、選手に「一から十」まで言うのをやめて「一から五」くらいにしました。
選手の動きが良くなって、ピリピリと張り詰めていた練習に活気が生まれました。

   ――選手の自主性に委ねた方が伸びるのでしょうか。
◆自主性の中で育てた方が伸びる生徒もいれば、まだこちらが強制的に教えないと。

   自主的にやれるところまで育っていない生徒もいて、僕の中でこれがベストという育て方はないです。
昔からよく言っているのは「強制は足し算、自主性はかけ算」。

   チームに一人でも「0」の生徒がいると自主性はうまくいかないので、地道な足し算も大切です。

     (  yahoo   センバツLIVE より  )