今朝は、曇っていますが、これから全国的に雨のようです。
雨の後は、さらに寒くなるとか・・・。
体調に気をつけて下さいませ。
北新地の放火殺人事件から、1年が経ちました。
犠牲になられた方には、ご冥福をお祈りいたします。
犯行は、けっして、けっして、許されるものではありません。
しかし、この事件の背景については考えさせられるものがありました。
腕のいい板金工が、「離婚」して、「長男殺人未遂事件」で服役。
出所後、職を探すものの、「前科」を調べられて、たびたび不採用。
生活保護申請も、「何故だか通らず」。
この、「何故だか通らず」って、なんか?おかしいですね・・・。
犯行時の「所持金」は100円未満だったとか・・・。
そこで、「死ぬ時ぐらい”人に注目されよう”」と犯行に。
ほんとうに、ほんとうに、巻き添えにあった人には、ひどい話です、言葉もありません。
ただ、この前「プリズン・ドクター」でも、書いたように。
「前科者」になってしまっては、日本社会でのリカバリーは厳しいものがあります。
だから、ご飯が食べられる「刑務所」に「戻りたがる」。
やれ「多様性」だ、「SGDs」だ、とはいっても、まだまだ厳しい日本です。
懲役・終了後の受け入れ先が、もっともっと、社会に存在すれば、顛末は違っていたかもしれません。
業界を劇的に変えていくゲームチェンジャーは「もっと良くしたい」。
「みんなに応援してもらえる魅力的な世界にしたい」という思いを強く持っている気がする。
そのマインドは陸上界の中に収まっていては身につかない。
課題を明確にとらえるには視野を広げていかなければいけない。
幸運にも僕は米国に行ったことでいろいろな人に出会えた。
”外界”を知って改めて思うのは、サッカーや野球というメジャースポーツに勝つためには。
周囲を巻き込んで大きなうねりを作る必要性。だから自分は活動の幅を広げてきた。
他の選手にも世の中を知るために外に出て刺激をもらってほしい。
それがきっと大きなエネルギーとなってプラスに作用していく。
競技者としては2024年パリ五輪は出たいし、25年東京の世界選手権も意識している。
もしかしたら28年ロサンゼルス五輪は一番脂が乗っている時期かもしれない。
同時に子供向けプロジェクトなどスポーツでハッピーになれる事業も進めていきたい。
キャリアを振り返ると、あらゆる決断の根底に「自分がワクワクするかどうか」という視点があり。
多くの人が持っている「このままでいい」という現状維持の思考をかき乱して。
変革の火を起こしたいと考えていた。何事も前向きに、自ら切り開いていく。
今後もその姿勢を忘れずに走っていきたい。
( 日経 スポートピア 大迫傑 プロランナー )