67歳となった郷は、積極的にインスタグラムを更新するなど時代の変化にも対応。
10代や20代といった若いアーティストを見て「僕が10代の時よりはるかにしっかりしてる。
僕にないところがたくさんきっとあるんだろうなって思うんです。
吸収したいなって思うのは、多分そういうところ」と刺激を受けると語った。

  すると、武が「特別、気になる歌手はいらっしゃいますか?」と質問。
郷はこの問いに「僕自身がまだまだ現役じゃないですか。
引退ってことも考えてないので、そういう目で見ないんですよね」ときっぱり。
「まだまだ後進を育てたいっていうふうには思わないんです」と答えた。

  武もこの回答に「実は僕も同じ考えです」と賛同。
「僕も“誰か若手で気になる騎手がいますか?”って聞かれても。
あまりそういう目線で見れない感じだったので。郷さんがどうお答えするのかすごく興味があった。
同じ感覚だっていうのがすごくうれしかった」とうなずいた。

  郷は「やはり、まだまだ自分が現役でやれる、やりたいって意識がすごくおありじゃないですか。
僕も同じなんですよね。まったくフィールドは違うけども同じ考え方なんだなって。
武さんを見ていると、やっぱり僕が考えていることはいいんだなって」と。
武と考えが一緒で良かったと笑みを浮かべた。

  その上で、時代の変化について「大きな流れを変えられないと思うんです。
僕1人の力では。だったら、その大きな流れについていくしかないって僕は思うんです」と断言。
「(自分が)変わり続けていくからこそ、今は“ひろみさん変わらないよね”って言われるのかなって。
ふと思った」と自身が進化のために変化を続けることが大事とした。「自分が変わり続けていきたいです。
僕自身が変化というものをいとわないこと。自分が変わり続けたい。変わっていってるから変わらない。
しがみついているからこそ、そういう意識があるからこそ変化に付いていってるんだろうなって思います」と。
熱く語った。

( スポーツニッポン新聞社 より )