はたしてスカウトは選手の何を重視して見ているのか。
技術や体力は当然として、一番は性格ではないだろうか。

   昔はコーチの話を素直に聞くことや、圧倒的な量の練習をやりきることが重視されたが。
今は自ら考えて行動するなど、求められる選手像や性格が変わってきている。一般社会でも同じだろう。

   プロ向きの性格かどうかは数値では測れない。
だからこそスカウトは足しげくグランドを訪ね、指導者らに話を聞く。

   データ全盛の時代になっても、人の成長の可能性は人の目で判断するもの。
昔も今も、頼みの綱はやはりスカウトの眼力だ。

     ( 日経  スポートピアより  「頼みはスカウトの眼力」 )