衆院選対では世論の反発をおそれ、政治資金問題で処分された議員を非公認とした。
立憲民主党の野田佳彦代表が9日の党首討論で追及したのも政治とカネの問題だった。

   いま日本が抱える課題は多岐にわたる。
不祥事追及の一辺倒では有権者も野党に未来を託そうという気になりにくい。

  「問題は党の指導者たちが民衆の人気取り競争を続けていることだ。
それでは新たな国家システムの構築という責務は果たせない」。

   エドマンド・バークが1790年の著書「フランス革命の省察」で同革命を批判した一節だ。
「民衆を導くのではなく、民衆の意のままに動くだけの存在となり果てる」とも指摘した。。

   (  日経 風見鶏 より  「氷河期世代は見ているぞ」 )