小学3年生の山田萌〃華(ももか)ちゃんは骨形成不全症で骨がもろく。
骨折を繰り返し、人工呼吸器も付けている。

   親が付き添わない限り、近くの小学校に通えなかった。移動用のバギーに寝た状態でスピーチした。
「骨がとても弱いので、寝たきりです。でも、みんなと一緒に笑うことができます」

  「だけど学校に行けないので家にいます」「大人は『区別』とか言うけれど私にはよくわかりません」。
「私はそんなに悪い子ですか」「がんばって勉強しますから私を学校に行かせてください」。

    僕は司会ができなくなるんじゃないかというほど泣きそうな気持になった。

   ( 日経 向き合う より 医療的ケア児と家族の主張コンクール・「当事者の声こそが力を持つ」 )