米国の事務所に所属するある代理人は、自身の仕事ついて。
「選手の権利を守り、選手の価値を上げること。そしてフィールドの内外でお金を稼ぐこと」と説明する。
その内容は契約に関するものにどまらない。

  「心理学的なサポートが必要であれば適切な人を用意し、打撃のサポートが必要であれば対応する。
お金だけでなく、ファミリーの一員として付き合う」。

タフな交渉が迫られる場面では日本のように選手が球団と直接交渉することは難しい。
代理人の存在感は大きく、それだけに選手との関係も深い。

「米国の代理人は小さいころから選手にアドバイスする。
マイナーでも面倒を見るし、親も知っている。だから良好な関係を築ける」。

( 日経 スポーツ より 代理人 ネズ・バレロ 氏 )