サッカー界でも、とりわけ海外は周囲からのプレッシャーが尋常じゃない。
ブラジルだと40年前でもユース時代にさえ、相談先のメンタル専門家がついていた。

   ストレス環境にSNSでの声が「拍車」をかける。
日本人は、無理して「大丈夫」と繕いがちじゃないだろうか。

   監督のに状態を聞かれ、痛くて限界なのに「大丈夫です」と言ってしまう。
でもトレーナーには真情を漏らしていた、なんてことも。結果、無理して壊れてしまう。

   僕の知る限り、外国人選手はこうならない。
痛いときは「痛い」とはっきりいい、休みたいときは「休む」と主張する。

   逃げ道を作っておくのも大事じゃないかな。
ストレスからのいっときの回避、その逃げは悪じゃない。

     (  日経  サッカー人として より  「大丈夫」と繕わずに )