毎年、クリスマスの頃は、寒中の寒さになったりしますが・・・。
大阪では、明日から日没が遅くなり、少しずつ、日が延びていくようです。
ちょっと、ホッとします。日の出が早くなるのは、まだまだ1か月後になりますが。
風邪など引かれませんように、ご自愛ください。
私が生まれ育った町内に、K先生という小学校の先生がいました。
私が通っていた小学校ではなく、隣の小学校だったので「先生」という感覚はありませんでした。
ステテコに丸首シャツといった、どこにでもいるお父さん、という感じでした。
やや小太りの体格で、休日には河川敷の畑に、長靴と麦わら帽子で、出かけていくのを見かけました。
実は、K先生は、貧乏人の息子で、母一人子一人、母子家庭で育ったようです。
子供の頃、よくイジメられていたそうです。
イジメられると、K少年は、なんと地面に、あぐらをかいて、じっと動かなくなったそうです。
” 殴るなら殴れ! ” と。
ちょっと想像するだけでも、涙が出てきます。
母親は、東京に野菜などを売りに行商をして、K少年を国立大学に行かせ、教員にしたようです。
K先生はむやみに怒ったり、感情を荒立てるような感じの人ではなく。
黙々と、仕事をするようなイタイプに、子供だった私の目には、映りました。
その後、風の便りに、K先生が校長になったということが、伝わってきました。
イジメの問題は、今に始まったことではありません、無くなることはないでしょう。
もちろん、「イジメられっぱなし」になれ、という話でもありません。
K先生の「覚悟」や、「根性」は、今さらながら、すごいと思っています。
試験勉強で音楽院を欠席することが多くなったことを学長に叱られると思った私はコチコチになっていた。
ところが、ナポリ学長は「君は指揮しようと思ったことはないかね」と私に尋ねた。
彼は私のピアノを聞いて音楽を「交響曲的」に考え、理解する学生だと思たようだ。
つまりピアニストより指揮者に向いているというわけだ。
この時から私は指揮者を目指すための第一歩を踏み出した。
偉大な指揮者アルトゥーロ・トスカニーニは「腕は頭脳の延長である」と言った。
指揮者ミトロプーロスは、右腕はリズムをコントロールし左腕は「心」を表現する。
つまり2本の腕が自立することが求められると語った。
( 日経 私の履歴書より リッカルド・ムーティ )
たとえば、キットカットの枚数が減りました。
価格も内容量も同じだが、原材料の「質を落とす」ことを、「スキンプフレーション」。
考えて、買い物をしなければいけません。