高校時代に読みふけったオーストリアの哲学者カール・ポパーの「歴史主義の貧困」が私の知的原点だ。
日米安保条約改定への反対デモが日本を覆った時、主導したマルクス主義者の議論に疑義を感じ。

  ポパーの同主義への根源的な批判に惹かれた。
歴史を理論として盲信すべきではないとの考えに深く共感している。。

    (  日経  私の履歴書より  黒田 東彦  前日本銀行総裁  )