今日は十五夜です、雲間から、見られるかも・・・という予報です。
古来から日本では、十五夜にかかわらず月をめでる風習があったそうだとか。
平安時代になって、十五夜に月を見ながら宴をするという風習が中国から伝わり。
日本の貴族の間で広まったといわれているそうです。
庶民が十五夜を楽しむようになったのは江戸時代のころ。
月を鑑賞するだけでなく、農作物の収穫を感謝したり、豊作を願ったりする意味も加えられたそうです。
「35万円」を貸した話
以前、今頃です、初対面の女性に、35万円を貸したことがあります。。
バツイチで、小学3年生の女の子がいました。
元夫も親族も、有名な宗教団体に入っていて、そこは「子守歌から、宗教呪文を唱える」とか。
夫の姉は医師、お金があるようなのですが、女性は「その宗教が嫌い」なために、離婚したとか。
「お金を貸してとは、口が裂けてもいえません」とのこと。
自分でエステの仕事をしていた時は、羽振りが良く。
神戸元町駅前のライオンズマンションを購入して、他人に貸していたとのこと。
しかし、経営が上手くいかないので閉めて、友達の所のエステを手伝っている様子。
そうこうするうちに、賃借人が出ていったために、修繕して新しく募集する余裕もないので。
自分で入って住んでいる。
自己所有の購入でないので金利が高く、毎月12万円位、返済しないといけない。
返済が滞っていたので、返済できないと手離さなくてはいけない。
そこで、2か月分+生活費10万円 を貸してあげました。
「利子をつけて、必ず返済します」といわれたものの、よくある話で・・・。
「年末には、ティファニーの宝石店でバイトするので、時給がいいので返せます」とか。
「4月からの新年度は、母子家庭の補助金が出るので返せます」とか・・・。
私は、「利子はいらないから、毎月1万円づつ35回払いでいいよ」と話しました。
結局、彼女が体調を崩し、保険金がでて、そのお金で返してくれました。
もちろん、「利子」なんて無く・・・。
しばらくして、「遼さんに助けていただきましたが。マンションを出ていくことになりました」。
メールが届きました。
なかなか、お金の貸し借りは、むつかしいものです。
相澤さんは彼女を芸能界に戻すことを断ったが。
自分がスターにした愛着あるタレントを見捨てたわけじゃない。
桜田さんの相談事を聞いてあげる担当者として、会社の役員を指名していた。
しかも、相澤さんは桜田さんの身内から200万円の壺を買った。
彼女のためには何でもしてあげようという思いだったんだろう。
「うちに来た時から、淳子は純粋だったからね。
彼女のために買ったんだよ」と相澤さんは話してくれた。
だまされたと感じてる多くの被害者と相澤さんの思いは全く違うだろう。
ただ、心の中は霊感商法イコール悪徳商法と感じていたんだろうな。
でも、これはあくまでも個人的な問題で、桜田さんが芸能界に戻ることは一切認めていなかった。
それは相澤さんの遺言としても“統一教会にいるうちは、絶対にプロダクションとして関わらない”と。
厳命していると聞いている。
だから、彼女が相澤さんが亡くなった後に銀座博品館劇場でコンサートを開いた時も。
新曲発売のイベントを行った時も、サンミュージックは一切、関わっていない。
政治家でもないプロダクションの社長が、旧統一教会の行動に目を光らせて。
被害者を出さないようにしてきた。
それは、桜田さんが芸能活動を続ければ。
統一教会の広告塔として被害を拡大させてしまうという危機感からだっただろう。
それなのに、政治家たちは自分が「受かるための行動」として。
自分で納得して旧統一教会を利用し続けてきたのだ。
芸能事務所だって利益団体だ。
桜田さんを引退させなければ、あるいは復帰させれば、何億円という利益が生まれていただろう。
それでも、“ダメなものはダメ”ときちっとケジメをつけた相澤さんの思いを。
今の政治家たちに見習ってほしいものだ。
(文:石川敏男・芸能レポーター より)